今回の口腔ケア便利手帖は、口腔内のpHについてです。
口腔内の細菌は、口臭、むし歯、歯周病など、さまざまな問題と関係します。口腔内の環境が悪くなると口臭が発生しますが、pHの低下によるむし歯発生も口腔衛生上は重要になります。
飲食の後は、口腔内の細菌が糖分をもとにして酸を産生します。
そのため、歯垢のpHが低下します。
平常時はpH6.8くらいが平均値ですが、飲食後はpH4〜6に低下し、
その後ゆっくり1時間位かけて回復します。
pHが低下する、すなわち酸に傾くと歯の脱灰が進み、臨界pHを超えると歯のエナメル質が溶けはじめます。
臨界pHはpH5.5以下であるといわれていますが、歯の石灰化度によっても変化します。
これが唾液などの働きにより、アルカリ性のほうへpHが上昇してくると、再石灰化するようになります。
一般的には、再石灰化まで数十分かかるといわれています。
口腔内では、歯が溶ける脱灰と、歯が元通りに修復する再石灰化が食事のたびにくり返されています。
このバランスが崩れ、脱灰が進みすぎるとむし歯が発生します。そのカギを握るのが唾液です。
唾液はpHの安定、口臭の予防、その他さまざまな働きがあります。
2008年06月30日
2008年01月23日
歯垢は○○○と同じ
歯に付着した歯垢は、どれくらい汚いものなのでしょうか。
よく歯垢は歯クソなどといわれますが、まさにそのとおり!
歯垢をわずか1mmグラム取って調べると、
じつに2億5千万個の細菌が棲んでおり、
その細菌の種類は700種類あるといわれています。
この値は、なんと大便と同じ程度の細菌量なのです。
歯垢と大便は同じくらい汚いものなんですねえ。
むし歯、歯周病といった歯科疾患は、
歯垢の細菌が原因しておこります。
また歯垢に限りませんが、口腔内の細菌は、
肺炎などの全身疾患の原因にもなっています。
ちなみに、むし歯の原因はお菓子やジュースなど
甘い飲食物のせいだと思われていますね。
でも、コップに砂糖水を注ぎ歯をつけておいても、
むし歯は発生しません。
砂糖が歯垢の細菌(ミュータンス菌)によって分解されるとき、
酸がつくられ、その酸が歯を溶かしてむし歯になるのです。
ですから、むし歯の原因は砂糖だというのは、
間違いではありませんが半分正解だといえます。
どんなに甘いものを食べても、しっかり歯磨きして歯垢除去が
できていれば、むし歯になることはありません。
ただし、体重増加は防げませんので、あしからず。
よく歯垢は歯クソなどといわれますが、まさにそのとおり!
歯垢をわずか1mmグラム取って調べると、
じつに2億5千万個の細菌が棲んでおり、
その細菌の種類は700種類あるといわれています。
この値は、なんと大便と同じ程度の細菌量なのです。
歯垢と大便は同じくらい汚いものなんですねえ。
むし歯、歯周病といった歯科疾患は、
歯垢の細菌が原因しておこります。
また歯垢に限りませんが、口腔内の細菌は、
肺炎などの全身疾患の原因にもなっています。
ちなみに、むし歯の原因はお菓子やジュースなど
甘い飲食物のせいだと思われていますね。
でも、コップに砂糖水を注ぎ歯をつけておいても、
むし歯は発生しません。
砂糖が歯垢の細菌(ミュータンス菌)によって分解されるとき、
酸がつくられ、その酸が歯を溶かしてむし歯になるのです。
ですから、むし歯の原因は砂糖だというのは、
間違いではありませんが半分正解だといえます。
どんなに甘いものを食べても、しっかり歯磨きして歯垢除去が
できていれば、むし歯になることはありません。
ただし、体重増加は防げませんので、あしからず。
2008年01月20日
リスク部位から清掃しよう
通常の歯磨きもそうですが、
忙しい介護現場で口腔ケアをするときは、
特に汚れがたまりやすい部位から清掃するのが得策です。
汚れが付きやすくむし歯など歯科疾患になりやすい部位を、
キーリスク部位といいます。
気をつけたいキーリスク部位には、
歯間、歯と歯茎の境目(歯頸部)、奥歯の裏側、
孤立した歯の側面、歯並びが悪い部位などがあります。
歯磨きというと歯面の清掃が優先されがちですが、
じつはキーリスク部位から磨くほうが効果的になります。
忙しい介護現場で口腔ケアをするときは、
特に汚れがたまりやすい部位から清掃するのが得策です。
汚れが付きやすくむし歯など歯科疾患になりやすい部位を、
キーリスク部位といいます。
気をつけたいキーリスク部位には、
歯間、歯と歯茎の境目(歯頸部)、奥歯の裏側、
孤立した歯の側面、歯並びが悪い部位などがあります。
歯磨きというと歯面の清掃が優先されがちですが、
じつはキーリスク部位から磨くほうが効果的になります。
2008年01月19日
口が開かない原因と対応
口腔ケアの際に、患者さんが口を開けてくれないケースは
現場ではよくあることですね。
開口してくれない原因にはいくつかあります。
・認知症、意識障害などの病的なもの。
・ケア拒否、過去の嫌な経験などの心的なもの。
・顎関節の異常、廃用などによる機能の低下。
などがあげられます。
開口してくれない理由によって対応は変わりますので、
まずは相手をよく観察したり、病状、生活背景を知る
ことが必要になります。
そして、コミュニケーションを図りながら、
信頼関係をつくることが、多くの開口困難に共通する
対応といえます。
いきなり口をめざさず、肩や腕、手に触れたり、
顔をマッサージしたり、声をかけたり、会話をしたりと、
急がずに徐々に緊張をほぐしていきます。
「心が開くと口が開く」とよく言われますが、
まさにそのとおりです。
そのほか、Kポイントを押すと開口するというのも、
よくいわれますね。実際にやってみると、指が届か
なかったり、うまく開かないこともありますが、
試してみてもよいでしょう。
Kポイントの場所は、上下の奥歯を結んだ線より奥側で、
舌側よりの少し隆起した部分です。
現場ではよくあることですね。
開口してくれない原因にはいくつかあります。
・認知症、意識障害などの病的なもの。
・ケア拒否、過去の嫌な経験などの心的なもの。
・顎関節の異常、廃用などによる機能の低下。
などがあげられます。
開口してくれない理由によって対応は変わりますので、
まずは相手をよく観察したり、病状、生活背景を知る
ことが必要になります。
そして、コミュニケーションを図りながら、
信頼関係をつくることが、多くの開口困難に共通する
対応といえます。
いきなり口をめざさず、肩や腕、手に触れたり、
顔をマッサージしたり、声をかけたり、会話をしたりと、
急がずに徐々に緊張をほぐしていきます。
「心が開くと口が開く」とよく言われますが、
まさにそのとおりです。
そのほか、Kポイントを押すと開口するというのも、
よくいわれますね。実際にやってみると、指が届か
なかったり、うまく開かないこともありますが、
試してみてもよいでしょう。
Kポイントの場所は、上下の奥歯を結んだ線より奥側で、
舌側よりの少し隆起した部分です。
2007年12月17日
口臭を予防するには
口臭の原因はいろいろですが、
口腔内の細菌が繁殖することで発生するのが主です。
歯、舌の汚れが取りきれていない。
唾液の分泌が少ない。
歯周病やむし歯が悪化している。
以上の3点が改善されると、
かなりの口臭がなくなります。
なかでも、意外と知られていないのが、
唾液の分泌です。
口が乾いてくると、口臭がするのは思い当たりませんか?
口臭が慢性的にある方でも、
食事の後は口臭が減ります。
(ニンニクなど臭いの強い食品を摂った後は別です)
それから、年配の方は歯周病も要注意です。
歯周病の原因菌は、かなり強烈な口臭を発します。
これはすぐに治るものではないので、
歯医者さんでじっくり治療を受ける必要があります。
歯医者さんに行けない方は、
歯と歯茎の境目に付いた歯垢を中心に、
小さめのブラシで清掃するとよいでしょう。
こまめな歯磨きで、軽い歯周炎なら治りますし、
歯周病の悪化を防ぐことができます。
参考:口臭の原因と対策法
口腔内の細菌が繁殖することで発生するのが主です。
歯、舌の汚れが取りきれていない。
唾液の分泌が少ない。
歯周病やむし歯が悪化している。
以上の3点が改善されると、
かなりの口臭がなくなります。
なかでも、意外と知られていないのが、
唾液の分泌です。
口が乾いてくると、口臭がするのは思い当たりませんか?
口臭が慢性的にある方でも、
食事の後は口臭が減ります。
(ニンニクなど臭いの強い食品を摂った後は別です)
それから、年配の方は歯周病も要注意です。
歯周病の原因菌は、かなり強烈な口臭を発します。
これはすぐに治るものではないので、
歯医者さんでじっくり治療を受ける必要があります。
歯医者さんに行けない方は、
歯と歯茎の境目に付いた歯垢を中心に、
小さめのブラシで清掃するとよいでしょう。
こまめな歯磨きで、軽い歯周炎なら治りますし、
歯周病の悪化を防ぐことができます。
参考:口臭の原因と対策法
2007年11月15日
開口障害のある方の口腔ケア
開口障害がある方の口腔ケアに、
苦労されている方もいらっしゃることでしょう。
開口障害の場合、機能的に口が開けない方もいますが、
開口およびケアを拒否しているケースも少なくありません。
機能的な場合は、バイトブロックなど物理的に開口を促す方法で解決できることもあります。
問題は、意識的に口を開けてくれないケースです。
他人に対して口を開くというのは、結構、抵抗のあることですよね。
信頼関係ができていなかったり、緊張感が強いと、口も心も開いてくれないことが多いです。
口腔ケアの前に、あいさつやこれから口腔ケアを始めることを説明すると、安心してもらえます。
そして、まだケアを受ける態勢になっていなければ、肩や顔や口腔周囲のマッサージをしてリラックスしてもらうことも必要です。
苦労されている方もいらっしゃることでしょう。
開口障害の場合、機能的に口が開けない方もいますが、
開口およびケアを拒否しているケースも少なくありません。
機能的な場合は、バイトブロックなど物理的に開口を促す方法で解決できることもあります。
問題は、意識的に口を開けてくれないケースです。
他人に対して口を開くというのは、結構、抵抗のあることですよね。
信頼関係ができていなかったり、緊張感が強いと、口も心も開いてくれないことが多いです。
口腔ケアの前に、あいさつやこれから口腔ケアを始めることを説明すると、安心してもらえます。
そして、まだケアを受ける態勢になっていなければ、肩や顔や口腔周囲のマッサージをしてリラックスしてもらうことも必要です。
2007年11月02日
誤嚥性肺炎予防と口腔ケア
肺炎は日本人の死因の第4位で、とくに高齢になるほど、肺炎で亡くなる方がふえてきます。
肺炎の中でも、最近とくに注目されているのが誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎は、口腔内や咽頭の細菌を、誤って気道へと飲み込む(誤嚥)ことで発症します。
なぜ誤嚥してしまうのかというと、加齢による機能低下のほか、脳梗塞などの脳血管障害により、嚥下反射、咳反射が鈍ってしまうためです。
また、就寝中に、気管に少量の唾液や胃液などが誤嚥されて起こる不顕性誤嚥は、本人も誤嚥の自覚がないため繰り返し発症しやすくなります。
●誤嚥性肺炎の予防法
・口腔ケアを実施し、口腔内の細菌を減らし清潔な状態を保つ。
・嚥下や咳反射など口腔機能の維持・回復を図る。
・食事のときの姿勢に気をつける。
・誤嚥しても発症しにくくするため、栄養を改善し免疫力を高める。
誤嚥性肺炎を発症すると抗生剤の投与で対処したりしますが、根本的に発症原因を取り除いているわけではないので、発症を繰り返すことも少なくありません。
誤嚥性肺炎においては、発症する前に予防することが得策といえます。そのための有効な予防法が、口腔ケアになります。
肺炎の中でも、最近とくに注目されているのが誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎は、口腔内や咽頭の細菌を、誤って気道へと飲み込む(誤嚥)ことで発症します。
なぜ誤嚥してしまうのかというと、加齢による機能低下のほか、脳梗塞などの脳血管障害により、嚥下反射、咳反射が鈍ってしまうためです。
また、就寝中に、気管に少量の唾液や胃液などが誤嚥されて起こる不顕性誤嚥は、本人も誤嚥の自覚がないため繰り返し発症しやすくなります。
●誤嚥性肺炎の予防法
・口腔ケアを実施し、口腔内の細菌を減らし清潔な状態を保つ。
・嚥下や咳反射など口腔機能の維持・回復を図る。
・食事のときの姿勢に気をつける。
・誤嚥しても発症しにくくするため、栄養を改善し免疫力を高める。
誤嚥性肺炎を発症すると抗生剤の投与で対処したりしますが、根本的に発症原因を取り除いているわけではないので、発症を繰り返すことも少なくありません。
誤嚥性肺炎においては、発症する前に予防することが得策といえます。そのための有効な予防法が、口腔ケアになります。
2007年10月11日
2007年10月06日
介護現場での口腔ケア
施設・在宅など介護現場での口腔ケアに、
ますます注目が高まっています。
それは、口腔ケアを行うことで得られるメリットが
高齢者や要介護者の健康やQOLに寄与することが
明らかになってきたからでしょう。
【口腔ケア実施のメリット】
@むし歯・歯周病など口腔疾患の予防
A口臭・口腔乾燥の予防
B誤嚥性肺炎の予防
C摂食・嚥下など食べる機能の維持回復
D義歯(入れ歯)が使えるようになる
EQOL(生活の質)や意欲の向上
etc.
ますます注目が高まっています。
それは、口腔ケアを行うことで得られるメリットが
高齢者や要介護者の健康やQOLに寄与することが
明らかになってきたからでしょう。
【口腔ケア実施のメリット】
@むし歯・歯周病など口腔疾患の予防
A口臭・口腔乾燥の予防
B誤嚥性肺炎の予防
C摂食・嚥下など食べる機能の維持回復
D義歯(入れ歯)が使えるようになる
EQOL(生活の質)や意欲の向上
etc.
2007年10月05日
口腔ケアの情報
口腔ケアはもちろんですが、
関心のあるテーマの情報収集に便利なツールのご紹介です。
Google アラート
じぶんが指定したトピック(検索ワード)に一致するニュース記事が
オンラインで配信されたときに、メールで送信されてきます。
気になるニュースをモニターしたり、
業界の最新情報を入手するのに便利です。
あまりレアな検索ワードにしすぎると、当然ながら情報が少なくなります。
かといって、一般的すぎると欲しくない情報も来てしまいます。
ちなみに私は、口腔、口腔ケア、介護などで登録しています。
関心のあるテーマの情報収集に便利なツールのご紹介です。
Google アラート
じぶんが指定したトピック(検索ワード)に一致するニュース記事が
オンラインで配信されたときに、メールで送信されてきます。
気になるニュースをモニターしたり、
業界の最新情報を入手するのに便利です。
あまりレアな検索ワードにしすぎると、当然ながら情報が少なくなります。
かといって、一般的すぎると欲しくない情報も来てしまいます。
ちなみに私は、口腔、口腔ケア、介護などで登録しています。
2007年09月10日
口腔ケアの文献
口腔ケアの情報を探すにはネットの検索は本当に便利です。
さらに一歩踏み込んで口腔ケアの文献を調べたいという方も、
専門職の方でしたらあるのではないかと思います。
そんなとき、どうされていますか?
・口腔ケアの文献を独自で集めたサイトで調べる。
・医学の文献を検索できる有料サイトを利用する。
・医学系出版社のサイトで調べる。
このあたりは、皆さんご存じだと思います。
さらに、便利な文献検索の無料サイトを見つけました。
(もうご存じかな?)
GoogleScholarです。
googleのサービスは日々進化していますね。
私はgoogleアラートも使って情報収集していますが、
web2.0時代を牽引していくのはやっぱりgoogleなんでしょうか。
さらに一歩踏み込んで口腔ケアの文献を調べたいという方も、
専門職の方でしたらあるのではないかと思います。
そんなとき、どうされていますか?
・口腔ケアの文献を独自で集めたサイトで調べる。
・医学の文献を検索できる有料サイトを利用する。
・医学系出版社のサイトで調べる。
このあたりは、皆さんご存じだと思います。
さらに、便利な文献検索の無料サイトを見つけました。
(もうご存じかな?)
GoogleScholarです。
googleのサービスは日々進化していますね。
私はgoogleアラートも使って情報収集していますが、
web2.0時代を牽引していくのはやっぱりgoogleなんでしょうか。
2007年09月07日
介護で役立つ口腔清掃のポイント
◆介護で役立つ口腔清掃のポイント
高齢者の口腔内にみられる一般的な特徴には、
残存している歯が少ない、
歯肉が退縮している、
歯根が露出している、
歯間の隙間が広がっている
などがあげられます。
また、口腔内が乾燥している場合も少なくありません。
通常の歯ブラシのみでは汚れを除去しきれないこともあるので、
口腔状態に合わせた清掃用具の選択も必要となります。
・歯がない場合
残っている歯がほとんどない方、通常の歯ブラシで清掃することが困難な方には、口腔粘膜清掃用の球状ブラシを用いるとよいでしょう。
頬の内側、口唇と歯茎の間、上あご、舌などの粘膜を清掃し、
食残渣や痰をからめとることができます。
また、清掃時にブラシの柄がしなるためストレッチ効果も期待できます。
・孤立した歯がまばらに残っている場合
まばらに残っている歯(孤立歯)は、歯のまわりをていねいに磨きます。
歯と歯の空いたスペースに歯ブラシを横にして入れ、歯ブラシの毛先を当てます。
横にして入れるスペースがない場合は、ブラシのわき腹(側面)を歯に当てます。
また、ブラシ部分が小指の先ほどのワンタフトブラシを使用すると、じょうずに磨くことができます。
・歯と歯が重なっている場合
歯並びがでこぼこになっていたり、歯と歯が重なっているところは、
歯ブラシを縦にして歯ブラシの毛先を当てるようにします。
また、ブラシ部分が小指の先ほどのワンタフトブラシを使用すると、じょうずに磨くことができます。
・歯の根だけ残っている場合
むし歯などで歯が崩壊して根っこだけになってしまった歯には、
食物残渣(食べかす)が入り込みやすいです。
ブラシのつま先(先端)部分の毛先を使って、かき出すように磨きます。
毛先が歯茎に当たってしまったり、根が小さく歯茎がかぶさっていることも多いので、やさしく歯ブラシを当てます。
高齢者の口腔内にみられる一般的な特徴には、
残存している歯が少ない、
歯肉が退縮している、
歯根が露出している、
歯間の隙間が広がっている
などがあげられます。
また、口腔内が乾燥している場合も少なくありません。
通常の歯ブラシのみでは汚れを除去しきれないこともあるので、
口腔状態に合わせた清掃用具の選択も必要となります。
・歯がない場合
残っている歯がほとんどない方、通常の歯ブラシで清掃することが困難な方には、口腔粘膜清掃用の球状ブラシを用いるとよいでしょう。
頬の内側、口唇と歯茎の間、上あご、舌などの粘膜を清掃し、
食残渣や痰をからめとることができます。
また、清掃時にブラシの柄がしなるためストレッチ効果も期待できます。
・孤立した歯がまばらに残っている場合
まばらに残っている歯(孤立歯)は、歯のまわりをていねいに磨きます。
歯と歯の空いたスペースに歯ブラシを横にして入れ、歯ブラシの毛先を当てます。
横にして入れるスペースがない場合は、ブラシのわき腹(側面)を歯に当てます。
また、ブラシ部分が小指の先ほどのワンタフトブラシを使用すると、じょうずに磨くことができます。
・歯と歯が重なっている場合
歯並びがでこぼこになっていたり、歯と歯が重なっているところは、
歯ブラシを縦にして歯ブラシの毛先を当てるようにします。
また、ブラシ部分が小指の先ほどのワンタフトブラシを使用すると、じょうずに磨くことができます。
・歯の根だけ残っている場合
むし歯などで歯が崩壊して根っこだけになってしまった歯には、
食物残渣(食べかす)が入り込みやすいです。
ブラシのつま先(先端)部分の毛先を使って、かき出すように磨きます。
毛先が歯茎に当たってしまったり、根が小さく歯茎がかぶさっていることも多いので、やさしく歯ブラシを当てます。
2007年09月03日
2007年09月02日
口腔ケアに必要な用品
介護現場での口腔ケアに必要な用品にはいろいろあります。
以下に思いつくままあげてみました。
もちろん、これらすべてがなければ口腔ケアができないというわけでは
ありません。
口腔ケアをする場所、ケアの対象は誰か、ケアする人の職種などで、
必要に応じてそろえればよいかと思います。
また、ここに足りないものもあるかもしれません。
【口腔ケアに必要なおもな用品】
・タオル
・ティッシュ
・綿棒
・ガーゼ
・ディスポグローブ
・コップ
・ガーグルベースン
・吸いのみ
・吸引管または吸引器
・口角鉤(こうかくこう)
・バイトブロック
・歯ブラシ類
・粘膜清掃ブラシ
・スポンジ類
・舌ブラシ
・歯間ブラシ
・ペンライト
・ワセリンまたはリップクリーム
・洗口剤
・保湿剤
etc
以下に思いつくままあげてみました。
もちろん、これらすべてがなければ口腔ケアができないというわけでは
ありません。
口腔ケアをする場所、ケアの対象は誰か、ケアする人の職種などで、
必要に応じてそろえればよいかと思います。
また、ここに足りないものもあるかもしれません。
【口腔ケアに必要なおもな用品】
・タオル
・ティッシュ
・綿棒
・ガーゼ
・ディスポグローブ
・コップ
・ガーグルベースン
・吸いのみ
・吸引管または吸引器
・口角鉤(こうかくこう)
・バイトブロック
・歯ブラシ類
・粘膜清掃ブラシ
・スポンジ類
・舌ブラシ
・歯間ブラシ
・ペンライト
・ワセリンまたはリップクリーム
・洗口剤
・保湿剤
etc
2007年09月01日
口腔ケアの方法
口腔ケアの方法については、
正直、スタンダードが明確になっていない面も感じます。
しかし、ケア法の情報自体は書籍等で
比較的に集めやすいのではないでしょうか。
問題は応用ですね。
介護現場で出会う口腔は、歯科診療所以上に
一人ひとり違っているといっても過言ではないと思います。
口腔ケアのテクニックだけマニュアル通りにおぼえても、
個々のケースに合わずうまくいかないことも少なくありません。
また、介護の知識、全身疾患との関わりなども詩ってく
必要があります。
学んで、実践して、工夫して、の繰り返しでしょうかね。
さて、ネット上でも口腔ケアの方法について紹介しているサイトは
いろいろありますね。
一般人にはやや難しいかもしれませんが、
ここは情報量としては充実しています。
口腔ケアハンドブック
口腔ケアの手技を解説した書籍もいろいろ出ています。
介護をされているご家族など一般向けの本が
もうちょっとあるといいかなあ、と思います。
それ以前に、一般というか社会に向けて、
口腔ケア自体の啓蒙がもっと必要ですけどね。
◆口腔ケアの方法と手順(の一例)
・姿勢の調整
・首、肩、顔、唇など口腔周囲筋のリラクセーション
・頬、歯肉、舌など口腔内のマッサージ
・歯ブラシによる歯の清掃
・粘膜清掃ブラシによる舌や粘膜の清掃、食物残さの除去
・うがい (誤嚥に気をつけて!)
・保湿。口腔乾燥がある場合は保湿剤を塗っておきます。
正直、スタンダードが明確になっていない面も感じます。
しかし、ケア法の情報自体は書籍等で
比較的に集めやすいのではないでしょうか。
問題は応用ですね。
介護現場で出会う口腔は、歯科診療所以上に
一人ひとり違っているといっても過言ではないと思います。
口腔ケアのテクニックだけマニュアル通りにおぼえても、
個々のケースに合わずうまくいかないことも少なくありません。
また、介護の知識、全身疾患との関わりなども詩ってく
必要があります。
学んで、実践して、工夫して、の繰り返しでしょうかね。
さて、ネット上でも口腔ケアの方法について紹介しているサイトは
いろいろありますね。
一般人にはやや難しいかもしれませんが、
ここは情報量としては充実しています。
口腔ケアハンドブック
口腔ケアの手技を解説した書籍もいろいろ出ています。
介護をされているご家族など一般向けの本が
もうちょっとあるといいかなあ、と思います。
それ以前に、一般というか社会に向けて、
口腔ケア自体の啓蒙がもっと必要ですけどね。
◆口腔ケアの方法と手順(の一例)
・姿勢の調整
・首、肩、顔、唇など口腔周囲筋のリラクセーション
・頬、歯肉、舌など口腔内のマッサージ
・歯ブラシによる歯の清掃
・粘膜清掃ブラシによる舌や粘膜の清掃、食物残さの除去
・うがい (誤嚥に気をつけて!)
・保湿。口腔乾燥がある場合は保湿剤を塗っておきます。
2007年08月30日
歯根面露出
歯茎の病気である歯周病などにより、
歯肉が下がってくると歯のつけ根(歯根)が見えてきます。
これを歯根面露出といいます。
高齢になると歯根は露出しやすくなり、
高齢者の口腔に見られる特徴の一つです。
歯根面露出は、見た目の審美的な問題もありますが、
知覚過敏やむし歯になりやすいので気をつける必要があります。
いったん露出した歯根の自然改善はなかなか容易ではありませんが、
口腔ケアにより予防や悪化を防ぐことは可能です。
歯肉が下がってくると歯のつけ根(歯根)が見えてきます。
これを歯根面露出といいます。
高齢になると歯根は露出しやすくなり、
高齢者の口腔に見られる特徴の一つです。
歯根面露出は、見た目の審美的な問題もありますが、
知覚過敏やむし歯になりやすいので気をつける必要があります。
いったん露出した歯根の自然改善はなかなか容易ではありませんが、
口腔ケアにより予防や悪化を防ぐことは可能です。
2007年08月07日
歯磨きの効果
歯磨きの効果には、多くのメリットがあります。
まず、口の中を清潔にし細菌を除去することで、
歯科の病気を予防してくれます。
さらに、高齢者や要介護者などで免疫力が落ちている場合は、
全身的な感染症予防にもなります。
また、歯がないからと言って清掃が不要かと言うと、
そんなことはありません。
口の粘膜や舌にも多くの細菌が繁殖していますから、
しっかり清掃することが必要です。
・爽快感が得られる。
・口臭を抑える。
・むし歯、歯周病など歯科疾患の予防。
・誤嚥性肺炎、敗血症など全身的感染症の予防。
・歯肉へのマッサージ効果。
etc
まず、口の中を清潔にし細菌を除去することで、
歯科の病気を予防してくれます。
さらに、高齢者や要介護者などで免疫力が落ちている場合は、
全身的な感染症予防にもなります。
また、歯がないからと言って清掃が不要かと言うと、
そんなことはありません。
口の粘膜や舌にも多くの細菌が繁殖していますから、
しっかり清掃することが必要です。
・爽快感が得られる。
・口臭を抑える。
・むし歯、歯周病など歯科疾患の予防。
・誤嚥性肺炎、敗血症など全身的感染症の予防。
・歯肉へのマッサージ効果。
etc
2007年06月07日
歯ブラシの選び方
高齢者や要介護者への口腔ケアを行う前に、
清掃用具である歯ブラシを選ぶことはとても重要です。
どんなに歯磨きの技術があっても、用具が悪くては望んだ清掃効果が得られません。
実際には歯ブラシといっても多種多様なので、
ここでは一般的な歯ブラシについて選択の基準を示します。
●歯磨きの目的
口腔内を清掃し歯垢や食べかすを取り除き、細菌の繁殖を抑えることで、
むし歯、歯周病といった口腔疾患をはじめ、誤嚥性肺炎などの全身疾患を予防する。
●歯磨きの効果
・爽快感が得られる。
・口臭、むし歯、歯周病の予防。
・肺炎、敗血症など全身的感染症の予防。
・歯肉へのマッサージ効果。
・話す、食べるなどQOLの向上。
●歯ブラシ選びのチェックポイント
・ヘッド
細かいところまでしっかり磨くために、ヘッドは小さめのものが操作しやすいです。
およそ奥歯1本半から2本分が、ヘッドの大きさの目安になります。
製品によって若干異なりますが、植毛部分が3列×8束以内くらいです。
・刷掃面
ブラシ部分の刷掃面はストレート、凹型、凸型、山切型などがあり一長一短があります。
複雑な口腔内でムラなく歯垢が落とせるのは、平坦なストレート型です。
・ネック
介助者が磨く際には、奥までしっかり届き操作しやすいのは細長いネックです。
ネックがしなったり、曲がっているものもありますが、
歯に当たる角度やブラシ圧の調節がしやすいのは、
ネックからハンドルまでストレートのものです。
・ハンドル(柄)
歯ブラシの持ち方の基本はペングリップで、鉛筆を握るときと同じです。
したがって、ペングリップで握りやすいハンドルを選びます。
高齢者や片まひのある患者さんが自分で歯を磨く場合は、
握りやすい太めのハンドルにします。
・ブラシ
歯ブラシの毛のかたさは、毛の太さと長さで決まります。
患者さんの歯肉に炎症があり、赤く腫れている場合は、
やわらかい毛を選ぶことが必要です。
入院している患者さんや高齢者の場合、
見た目以上に歯肉が弱っている方も少なくありません。
やわらかいと磨いた気がしないという方もいますが、
刺激の少ない歯ブラシを選ぶようにしましょう。
・その他のブラシ
【口腔粘膜清掃用ブラシ】
歯のない方や通常の歯ブラシが使えない方には、
口腔粘膜を清掃するためのくるリーナブラシがおすすめです。
【ワンタフトブラシ】
ブラシ部分が小さく、ねらった部位をピンポイントで磨ける歯ブラシです。
歯と歯の間、歯と歯肉の境、ふつうの歯ブラシでは届かない細かい部位に最適です。
【舌ブラシ】
舌を清掃するための専用ブラシです。
【スポンジブラシ】
ヘッドがスポンジになっているブラシです。
清掃用具である歯ブラシを選ぶことはとても重要です。
どんなに歯磨きの技術があっても、用具が悪くては望んだ清掃効果が得られません。
実際には歯ブラシといっても多種多様なので、
ここでは一般的な歯ブラシについて選択の基準を示します。
●歯磨きの目的
口腔内を清掃し歯垢や食べかすを取り除き、細菌の繁殖を抑えることで、
むし歯、歯周病といった口腔疾患をはじめ、誤嚥性肺炎などの全身疾患を予防する。
●歯磨きの効果
・爽快感が得られる。
・口臭、むし歯、歯周病の予防。
・肺炎、敗血症など全身的感染症の予防。
・歯肉へのマッサージ効果。
・話す、食べるなどQOLの向上。
●歯ブラシ選びのチェックポイント
・ヘッド
細かいところまでしっかり磨くために、ヘッドは小さめのものが操作しやすいです。
およそ奥歯1本半から2本分が、ヘッドの大きさの目安になります。
製品によって若干異なりますが、植毛部分が3列×8束以内くらいです。
・刷掃面
ブラシ部分の刷掃面はストレート、凹型、凸型、山切型などがあり一長一短があります。
複雑な口腔内でムラなく歯垢が落とせるのは、平坦なストレート型です。
・ネック
介助者が磨く際には、奥までしっかり届き操作しやすいのは細長いネックです。
ネックがしなったり、曲がっているものもありますが、
歯に当たる角度やブラシ圧の調節がしやすいのは、
ネックからハンドルまでストレートのものです。
・ハンドル(柄)
歯ブラシの持ち方の基本はペングリップで、鉛筆を握るときと同じです。
したがって、ペングリップで握りやすいハンドルを選びます。
高齢者や片まひのある患者さんが自分で歯を磨く場合は、
握りやすい太めのハンドルにします。
・ブラシ
歯ブラシの毛のかたさは、毛の太さと長さで決まります。
患者さんの歯肉に炎症があり、赤く腫れている場合は、
やわらかい毛を選ぶことが必要です。
入院している患者さんや高齢者の場合、
見た目以上に歯肉が弱っている方も少なくありません。
やわらかいと磨いた気がしないという方もいますが、
刺激の少ない歯ブラシを選ぶようにしましょう。
・その他のブラシ
【口腔粘膜清掃用ブラシ】
歯のない方や通常の歯ブラシが使えない方には、
口腔粘膜を清掃するためのくるリーナブラシがおすすめです。
【ワンタフトブラシ】
ブラシ部分が小さく、ねらった部位をピンポイントで磨ける歯ブラシです。
歯と歯の間、歯と歯肉の境、ふつうの歯ブラシでは届かない細かい部位に最適です。
【舌ブラシ】
舌を清掃するための専用ブラシです。
【スポンジブラシ】
ヘッドがスポンジになっているブラシです。

