口腔内の細菌は、口臭、むし歯、歯周病など、さまざまな問題と関係します。口腔内の環境が悪くなると口臭が発生しますが、pHの低下によるむし歯発生も口腔衛生上は重要になります。
飲食の後は、口腔内の細菌が糖分をもとにして酸を産生します。
そのため、歯垢のpHが低下します。
平常時はpH6.8くらいが平均値ですが、飲食後はpH4〜6に低下し、
その後ゆっくり1時間位かけて回復します。
pHが低下する、すなわち酸に傾くと歯の脱灰が進み、臨界pHを超えると歯のエナメル質が溶けはじめます。
臨界pHはpH5.5以下であるといわれていますが、歯の石灰化度によっても変化します。
これが唾液などの働きにより、アルカリ性のほうへpHが上昇してくると、再石灰化するようになります。
一般的には、再石灰化まで数十分かかるといわれています。
口腔内では、歯が溶ける脱灰と、歯が元通りに修復する再石灰化が食事のたびにくり返されています。
このバランスが崩れ、脱灰が進みすぎるとむし歯が発生します。そのカギを握るのが唾液です。
唾液はpHの安定、口臭の予防、その他さまざまな働きがあります。
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